公開日 2023年5月8日 最終更新日 2024年7月5日
規制緩和でぐんとお出かけしやすくなったこの春。
子連れで大阪旅行はいかがですか？
2022年冬にオープンしたばかりのホテル、
星野リゾート リゾナーレ大阪を
9歳児、5歳児と一緒に
訪れた様子をたっぷりレポートします。
（取材は2023年4月実施、当時の年齢です）
星野リゾート リゾナーレ大阪とは？
リゾナーレ大阪は、
ファミリーフレンドリーなホテルを
数多く運営している星野リゾートが
手がけたホテル。
リゾナーレブランドは
大阪のほか国内に
5施設展開しています。
リゾナーレ大阪は星野リゾート初の
コラボレーションホテル！
ハイアット リージェンシー 大阪と
コラボしていて、
客室と料飲サービスは
ハイアット リージェンシー 大阪が提供。
リゾナーレ大阪は
リゾナーレ大阪宿泊者専用の
アクティビティを提供している
ユニークな業態です。
場所は、港に近いベイエリア。
大阪駅から無料のシャトルバス
（30分程度）が運行しているため、
アクセスも便利です。
ダイナミックにお絵描きができる特別な客室！
アスレチックネットもあり
ホテルに着いたら早速チェックイン。
今回はコンセプトルーム
「アトリエルーム デラックス」を予約しました。
アトリエルームには
トリプル（定員3人）、
フォース（定員4人）、
デラックス（定員5人）があります。
（写真はデラックス）。
アトリエルームの壁面の一部は
ホワイトボード仕様。
専用の色鉛筆が用意されていて、
自由にお絵描きができるようになっています。
子どもはお絵描きが大好きですよね。
こんなに大きなキャンバスを用意されて、
チェックインするなり大興奮の子どもたち。
この色鉛筆は、窓ガラスにも使用OKです。
さらにアトリエルーム デラックスの
すごいポイントは、
アスレチックネットがあること！
天井までネットが設置されていて、
いったんネットに入ったら
楽しくてなかなか降りてきません。
子どもは一般的に、
旅先の客室では退屈しがち。
でもここでは時間が足りなくて
もっと部屋にいる！というほど
遊び尽くしました。
客室の子どもアメニティも充実
客室には、キッズ用歯ブラシや
パジャマ（80cm、100cm、120cm）、
踏み台、補助便座、
おむつダストボックスを完備。
バスタブもついています。
事前にリクエストしておけば
ベビーベッドやベビーバス、
バスチェア、哺乳瓶消毒グッズ、
ベビースキンケア用品などが
無料レンタル可能です。
数に限りがあるので、
予約時にリクエストしておけば安心。
ちなみに夕食は、
ホテル内のイタリア料理レストラン
「basilico」で。
リゾナーレ大阪の開業に合わせて
キッズ向けコース
（2,938円、消費税・サービス料込み）の
提供が新しく始まったそうです！
サラダにスープ、フォカッチャ、
4種類から選べるメイン、
3種類から選べるデザートがついています。
一番のお楽しみはアトリエ！自由な発想で新しい遊びをつくり出す
客室でまだまだ遊びたい！
という子どもたちを連れて向かったのは、
ホテル最上階の28階にある「アトリエ」。
ここは「創造力を遊びこむ」を
コンセプトにした、リゾナーレ大阪の
アクティビティ施設です。
アトリエの対象年齢は12歳以下
（利用推奨年齢は6歳以下）。
アトリエ滞在料金は、
1歳〜12歳が1人1泊15,000円
（税金・サービス料込み）で、
滞在中は出入り自由です。
到着日はチェックイン前の
13:00〜18:00、
出発日はチェックアウト後でも
9:00〜12:00まで
利用できるのがうれしい。
大人と0歳児は無料ですが、
大人のみの利用は不可となっています。
リゾナーレ大阪は
世界で最も先進的な
乳幼児教育のひとつ
「レッジョ・エミリア・アプローチ」を
取り入れています。
レッジョ・エミリア・アプローチは
イタリアの都市レッジョ・エミリアで発祥、
発展してきた乳幼児教育。
子どもが自発的・主体的に
ものごとを考えたり、
何かを生み出したりして
個性を引き出すことを大切にしています。
やりたい！つくりたい！という
自由な発想力や想像力を子どもが
発揮できるよう整えられているのが
このアトリエ。
レッジョ・エミリア・アプローチでは
使い方・遊び方が決まっていない
素材（マテリアル）を活用することが
大きな特徴。
このアトリエにも、たくさん用意されていました！
自然物である木の実や葉っぱ、土、
貝や石。そして化石。
工業製品のネジやさまざまなパーツ、
画材も豊富です。
ここにあるマテリアルは、
さまざまな専門家により監修・
紹介されたものもいっぱい。
多様な表現素材と
出会うことができます。
子どもは自由な発想力で
どんどん遊びを生み出していきます。
中には「何をしたらいいかわからない」
という子どももいるかもしれませんが、
アトリエに常駐している専門スタッフ
（アトリエリスタと呼ばれています）が
さりげなくサポートしてくれるそうです。
アトリエリスタは
絵画、服飾、音楽など
得意ジャンルもさまざまで、
子どもたちにいい刺激を与えてくれそう！
こちらは絵画との出会いを楽しめるコーナー。
これは光との出会いを
楽しむコーナー。
さまざまなマテリアルを
好きに並べ、組み立て
光と影が生み出す
アートを感じられる場所です。
まだあまり活動できない
赤ちゃん向けのコーナーもありました。
家では「触っちゃダメ！」と
言われそうな鍵や電話、スイッチ、
PCキーボードなどがあります。
赤ちゃんの目がキラキラしそう。
ハイハイの目線の高さに
鏡が貼ってあるのも印象的でした。
アトリエでは予約制プロジェクトもある！
自由に過ごせるアトリエですが、
予約制のプロジェクトも用意されています。
プロジェクトとは、
空間や構造、色彩などさまざまなテーマで
表現を深めることができるアクティビティ。
（1泊につき１回参加可能）
1回60分で、アトリエ内の
プロジェクトルームで1日5回開催されています。
提供されるプロジェクトは
定期的に内容が変わります。
私たちが訪れたときは
ちょうど切り替えのタイミングで
運よく2種類のプロジェクトに
参加することができました。
1つめは「色をあつめる」（現在は終了）。
絵の具3色だけをつかってアートに挑戦。
水槽に絵の具をたらし、
色が水と混ざり合う動きや
グラデーションを体感したり、
色水をつくって作品をつくったりしました。
2つめは「花を聴く」（5月31日まで）。
プロジェクトルームに飾られた生花や
ドライフラワーの中で
興味のあるものを自分で選び、
観察や探究を深めていくという内容です。
ここで行われるプロジェクトには
決まった手順や内容はないそうで、
子どもたちの興味が出発点。
そこから何をするのか、
どんなテーマを掘り下げていくのかは
子どもによって異なるところが
面白いなと思いました！
それぞれの思考や観点を
生かしながら、
より深い学び・表現が得られるよう
スタッフがさりげなく
サポートしてくれるようです。
9歳児はつぼみに興味を持ち、
中身はどうなっているんだろう？と
分解していました。
5歳児はきれいな花びらを
紙の上に並べてアートをつくり、
その後、すりこぎで潰して
色水づくりを行いました。
プロジェクトルームにある道具は
”本物”を重視。
山椒でできたすりこぎ棒、
高性能のマイクロスコープなどが
用意されていて本格的です。
筆や絵の具も、老舗画材店から
取り寄せているそう。
ちなみにアトリエは
基本的に親同伴で利用ですが、
プロジェクトは子どものみ参加。
その間、親はフリータイムです。
ハイアット リージェンシー 大阪内には
リージェンシークラブという
クラブラウンジがあり、
私の場合はプロジェクト時間中に
ひとりでお酒をいただき
息抜きさせてもらいました！
ラウンジ料金は6,215円
（大人1泊1人、消費税サービス料込み）。
子どもももちろん利用OK
（子ども料金あり）です。
朝食、アフタヌーンティーも提供されています。
アフタヌーンティーの時間帯は
子どもと一緒に楽しみました。
60分のプロジェクトが終了したら、
振り返りタイム。
プロジェクトに取り組んでいる最中
撮影をしてくれた写真をもらい、
アトリエリスタが
子どもの様子やよかった点などを
保護者にフィードバック。
子どもたちの感想も聞かせてくれます。
今回の「花を聴く」プロジェクトは
ただ花を観察して楽しむだけでなく、
そこから新しい創造やアートにつながる
充実した時間になりました。
実施されているプロジェクトは
現在この「花を聴く」のみですが、
近い将来は複数プロジェクトが同時に進行する
かもしれないとのこと。
今後の進化にも要注目です。
家族旅は、観光に出かけるだけじゃない。
ホテルでしかできない新しい創造を
思いきり楽しむ旅があってもいい！
またひとつ、
再訪したいホテルが増えました。
ゴールデンウィークは
ほぼ満室で、
アトリエも大盛況だったよう。
初夏の週末や夏休みに
ぜひ訪れてみてください。
取材協力／星野リゾート リゾナーレ大阪
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