公開日 2021年7月21日 最終更新日 2021年8月4日
恐竜は、子供が夢中になるもののひとつ。
そんな恐竜好きがチェックすべき
2021年夏のイベント、
「Sony presents DinoScience
恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~」
へ行ってきました。
その様子を徹底レポートします!
DinoScience 恐竜科学博はパシフィコ横浜で9月12日まで開催!
「Sony presents DinoScience
恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~」
(以下、DinoScience 恐竜科学博)は
横浜・みなとみらいエリアにある
パシフィコ横浜 展示ホールAで開催されています。
期間は9月12日まで。
密を避けるため、
土日祝日と特定日(8月7日から15日)は
事前予約制。
先着順の日時指定入場制となっています。
それ以外の日ももちろん
事前購入しておくのが安心ですが、
当日に空きがあれば
展示ホールA前の
チケットセンターで購入することも可能です。
入り口ではもちろん
検温やアルコール消毒。
最大限の感染症対策が取られています。
トリケラトプスの実物全身骨格が日本初上陸!
DinoScience 恐竜科学博は、
白亜紀後期(約1億年〜6,600万年前)に
存在したララミディア大陸が
舞台になっています。
ララミディア大陸があったのは、
現在のアラスカからメキシコまで。
白亜紀後期に消滅しましたが、
この場所の地層からたくさんの
恐竜の化石が見つかっているそうです。
展示は恐竜の足跡の化石からスタート!
足跡をつけた恐竜の特定は
完全にはできないようですが、
エドモントサウルスや
若いティラノサウルスなど
複数の恐竜の足跡がそのまま残っています。
恐竜が確かにいた、という
事実を実感することができる展示ですね。
この恐竜博の一番の目玉は、
最も完全で美しいと言われている
トリケラトプスの実物全身骨格。
ヒューストン自然科学博物館所蔵で、
日本にはなんと初上陸。
「レイン」と呼ばれています。
トリケラトプスは
化石になる過程で変形や欠損が
起きることが多いらしく、
ほぼ完璧な形状を保ったまま
発掘されたことは奇跡なんだそう!
「レイン」展示ルームには
皮膚痕の実物化石もあります。
こちらも日本初公開!
「レイン」のそばには、
トリケラトプスの宿敵、
ティラノサウルス「スタン」標本展示も。
その迫力には圧倒されます!
ティラノサウルスの口の中に
子供がすっぽり入ってしまうほどの
大きさです。
脳腫瘍の跡が残ったままの化石や、超大型翼竜ケツァルコアトルスの骨格標本も
見どころはトリケラトプスだけではありません。
ゴルゴサウルスの骨格標本(下の写真)は
脳腫瘍の痕跡が残ったままの
珍しい化石。
ゴルゴサウルスは
約7,500万年前に生きていた
肉食恐竜。
頭には脳腫瘍の跡が
はっきりと残っていて、
他にも骨折や怪我の跡が
たくさんあるそうです。
真ん中に見える展示(頭骨の一部)の
赤い矢印部分が、脳腫瘍の跡。
生き抜くために
満身創痍で闘ってきたことが
よく分かります。
こちらは超大型翼竜、
ケツァルコアトルスの骨格標本。
こんなに大きな生物が
空を飛んでいたと思うと
本当に驚かされます。
全身の骨格標本があってこそ、
子供もイメージしやすいですね。
他にも世界初公開の
トリケラトプス 幼体(下の写真、左)や
海の中に棲んでいた
モササウルス(下の写真)など
たくさんの骨格標本が展示されています。
会場内のあちこちでは
恐竜たちのシルエットが
映し出されていて、
壁を動き回っています。
躍動感たっぷりの演出に
子供も大喜び。
トリケラトプスの子供は
なんだかペットみたいでかわいい!
ちなみに、展示物には
もちろん説明書きがありますが
すべて読み込むのは難しいもの。
公式の音声ガイド(800円)を
子供に用意してあげるのがおすすめです。
入場してすぐ貸し出しカウンターがあります。
音声の監修は、
恐竜科学博の企画・監修を
行っている恐竜くん(田中真士)。
音声は
少年(声優の花江夏樹さんが声を担当)と恐竜くんバージョン、
日向坂46小坂菜緒さんバージョン、
ドキュメンタリーバージョン(声優の森川智之さんが担当)
の3種類から選べます。
子供には、楽しく聞ける
少年と恐竜くんバージョンがおすすめ!
各展示に表記されている番号を
押すだけで自動再生されるので、
操作方法も簡単です。
今回のDinoScience 恐竜科学博はCGもすごい!
会場内には白亜紀体験シアターがあり、
白亜紀後期のララミディア大陸を
超大型CGで再現した映像を見ることができます。
このCG映像には、
DinoScience 恐竜科学博を主催している
ソニーの技術が使われているそうです。
映像は定期的に流れていて、
好きなタイミングで見ることができますが
シアタールームには
人数制限が設けられているため
入場まで少し待つ場合もあります。
ソーシャルディスタンスを促す
マークも設置されているので
密になる心配はなし!
DinoScience 恐竜科学博には
見る、だけではなく体験できる
ワークショップもありました。
トレジャーハンター!化石発掘体験(1,200円)
恐竜グラスガーデン(1,800円)
恐竜せっけんづくり(1,000円)の
3種類です。
一番人気は化石発掘体験!
巨大な石膏プレートに
埋め込まれた本物の化石を
探すという内容です。
ハンマーやノミを使って
コンコンとプレートを割り、
化石らしきものを
見つけたら刷毛で
細かい部分を落としていきます。
本当の化石発掘作業の
手順で進めていくのでとても楽しい!
持ち帰れる化石は1つまでなので、
早く見つかれば所要時間は5分ほど。
長くても15分ほどです。
このDinoScience 恐竜科学博は
アプリ「XR CHANNEL」と
連動していて、
会場の外でアプリを起動し
指定ビュースポットにスマホを向ければ
3Dの恐竜と横浜の景色を
組み合わせて楽しむことができます。
帰り道まで恐竜づくしで
楽しめました!
これはアプリをダウンロードすれば
恐竜科学博に入場しなくても利用OK。
9月12日まで実施されています。
会場はゆったり、
スペースにゆとりを持って
展示されており
混雑して密にならないよう
入場制限も行われているので
安心して訪れることができそうです!
屋内なので、猛暑日でも
熱中症の心配をすることなく
快適に過ごせますね。
恐竜好きの子供がいるなら
夏休みのお出かけ先にぴったりです。
外出を自粛している、
遠方に住んでいるという人にも
オンラインツアー(有料)が
用意されているのでチェックしてみてくださいね。
取材協力/Dino Science 恐竜科学博
みなとみらいにある子連れフレンドリーなホテルはこちら!