公開日 2022年10月27日 最終更新日 2023年5月31日
京都への旅行は
寺社仏閣へのお参りや
お花見、紅葉狩りが
メインになることが多いですよね。
大人は満喫できますが、
子どもがいると
観光スポットをはしごするのが大変だったり
子どもにとっては退屈に感じてしまうことも。
子連れで何度も京都を訪れた経験から、
今一番のおすすめエリアを
挙げるとすれば断然、梅小路です！
今回は梅小路エリアでの過ごし方、
注目ホテルをご紹介します。
梅小路エリアは京都駅の隣駅！歩いても15分ほど
梅小路は、
JR京都駅の西側にある
梅小路公園を中心とする
エリアを指します。
JR京都駅から
嵯峨野線（山陰本線）に乗り、
すぐ隣の梅小路京都西駅下車すぐ。
JR京都駅からの徒歩ルートも
整備されているので、
お散歩がてら歩くこともできます。
線路沿いを歩けるので
子鉄には楽しいかも！
梅小路エリアがなぜ
子連れにおすすめかというと、
京都鉄道博物館と
京都水族館があるからです。
どちらも駅のすぐそば。
京都鉄道博物館は
駅の目の前です。
毎週水曜日と
年末年始（12/30〜1/1）は
休館日なので注意！
京都水族館は駅から徒歩7分ほど。
休館日はありませんが、
営業時間は日によって異なるので
事前にサイトをチェック。
京都水族館の滞在レポートも
後日公開予定！
さらにこのエリアには
梅小路公園という大きな公園があり、
地元民がよくピクニックしています。
おすすめホテルは梅小路ポテル京都！京都水族館のすぐそばにある
JR京都駅からのアクセスも良好なので
日帰りで楽しむのもいいですが、
鉄道博物館や水族館、公園を満喫したいなら
梅小路エリアに宿泊するのがおすすめ。
今回は、京都水族館のすぐ隣にある
梅小路ポテル京都に子連れで
ステイしてきました。
ポテルとは不思議な名前ですが、
ポート（Port）＝港が由来。
港のように人や新しいものとの出会いがあり
ここでご縁がつながりますように
という想いが込められているそうです。
こちらが正面のエントランス。
JR梅小路京都西駅から
公園を通らずに歩くと
ここにたどり着きます。
下の写真は、
京都水族館や梅小路公園の方向へ
歩くと見える景色。
公園側からも出入りできるので、
少し遊ばせてから
チェックインでもOK！
ポテルはいわゆる
ファミリー向けホテルとは違い、
館内はしっとり落ち着いた雰囲気。
大人がゆっくり滞在を楽しめる
パブリックスペースやサービスが
充実しているのが大きな特徴です。
かといって子ども連れNGではなく
ウェルカムです。
子ども歯ブラシなどのアメニティや
レストランのキッズチェアなど
基本的なサービスは
しっかり提供してくれています。
場所柄、家族旅行での利用は
多いそうですが、
子ども主体というより
このようなホテルのコンセプトを
子どもと一緒に楽しむ、という感じ！
子連れだとついつい
子ども大歓迎！の無難なホテルを
選んでしまいがち。
でもポテルなら親の楽しみも
我慢することなくウィンウィンで
滞在できるのがメリットです。
客室から公園が見えるガーデントリプル！暮らすように泊まるイメージ
今回選んだ客室は、
ガーデンコーナートリプル。
緑いっぱいの景色が
見えて癒されます。
定員は3名で、
未就学児までは
大人1名につき添い寝1名までOK。
小学生からは
大人と同じ料金です。
基本的なアメニティは
客室にそろっていて、
子ども用歯ブラシは
チェックイン時に人数分渡してくれました。
事前にリクエストしておけば
おむつゴミ箱やおねしょシート、
哺乳瓶煮沸セット、ベビーバスも
無料で貸し出してくれます。
ベビーベッドは1台税込み1,300円で
有料レンタルOK。
ベッドガードはありません。
上の写真で気になる赤い箱は
牛乳石鹸！
ポテルと牛乳石鹸がコラボして
作られた石けん&泡立てネットセットです。
これは宿泊者限定のレアアイテム。
館内には銭湯「ぽて湯」があるので、
そこに持参します。
テラスは本当に気持ちがいい！
子どもたちがまだ寝ている早朝に
ゆっくりコーヒーを飲んだり、
犬の散歩をしている人を
ぼんやり眺めたり。
遠くには、うっすら
東寺の五重塔も見えました。
子どもたちはテラスで
ボードゲーム！
ポテルは共用スペースが
かなり充実していて、
このボードゲームも
そこからレンタルしてきました。
共用スペース「あわいの間」が楽しすぎる！キッズパークもあり
ポテル館内にある共用スペースは
「あわいの間」と呼ばれています。
2階から5階までにあり、
2〜3階は「Book」。
さまざまなジャンルの本が
置いてあり、
この場所で読んでもよし
客室に持ち帰って読んでもOK。
3階にあるのは「Game」。
世界各国のボードゲームで
遊ぶことができます。
先ほど客室で楽しんでいたのは
ここからレンタルしたもの。
絵本も置いてあります。
4階は「Music」。
なんと！レコードが
聞けるようになっています。
子どもにとっては初体験！
5階は「Moku」。
ここには、ホテルオリジナルの
京都ガイドマップ「ポmap」を
閲覧できます。
気に入ったら
フロントに声をかければ
コピーをもらうことができます。
ここには宿泊者のおすすめを
みんなで共有できる
ポスター地図も貼ってあり、
京都の今を知ることができて
かなり楽しい空間です。
あわいの間ではさらに、
時間限定で
フリードリンクも用意されています。
こちらは2階のドリンクスペース。
フルーツジュースやお茶、
ビール、赤白ワインなどがあり
自由にいただくことができるんです。
ちょっとしたおつまみもあり！
15:00～22:00、
7:00～10:00の時間限定。
（アルコールは15:00～21:00のみ）
ドリンクスペースの奥で
公園を眺めながら
ジュースタイム。
これらのドリンクは
どこへでも自由に持ち運びOK。
客室ほか、あわいの間で
レコードや本を楽しみながら
飲むこともできます。
3階にはドリップコーヒーを
作れるスペースも！
（15:00～21:00、7:00~10:00）
あわいの間とは別に
「プレあわいの間」という
スペースもあります。
2階にある「Blank」は
宿泊者専用で
親子で自由に遊べるスペース。
絵本や木のおもちゃなどが
置いてあります。
15:00〜22:00まで。
銭湯に行く通り道にあるので
その前後で遊ぶファミリーを
よく見かけました！
Blankの隣には
「Park」というプレあわいの間も。
Parkはレストランやカフェ利用でも
使えます！
子どもたちはここが大好きで、
暇さえあればParkへ。
木のボールプールや
ちょっとしたおもちゃがあり、
赤ちゃんから小学生まで
楽しく遊べる空間です。
卓球にも挑戦。
あわいの間もプレあわいの間も、
子ども連れ利用はNGという場所は
ひとつもありません。
もちろん大声を出したり
暴れたりするのはダメですが、
子どもも一緒に楽しむということが
意識せずできる空間になっています。
大人だけのグループが静かに
利用していたら時間を改めたり、
譲り合ったり。
でも子連れだから遠慮しなければという
雰囲気はいっさいなく、
むしろ宿泊者どうしで親近感がわき、
話しかけてくれたり
子どもと一緒に卓球をしてくれた
方もいました！
コロナ禍で、子どもたちも家族以外の大人と
接する機会が大幅に減っています。
ホテルでこんなにオープンな空気が
流れているのはとても貴重なこと。
ただの観光旅行、家族旅行で
終わらせない工夫が
こうした共用スペースにはある！と
実感しました。
子連れの宿泊客の方とも
仲良くなり、お話ししましたが
中には京都住まいなのに
何度も泊まっているという
リピーターさんもいてびっくり。
夕食は発酵をテーマにしたコース料理！キッズコースやプレートもあり
ポテルにはレストランがあり
朝食、ランチ、夕食の
提供が行われています。
今回はディナーコース
＜Shoku Rock-食楽＞を予約。
季節ごとに内容が変わる
フルコースです。
私がいただいたのはSummerでした。
（現在はAutumnバージョンになっています）
地元で採れた野菜や卵、
お肉などをふんだんに使用した
独創的なお料理ばかり！
子ども向けのメニューは、
キッズプレートがあります。
煮込みハンバーグ、エビフライ、
チキンライス、ポテトサラダ、
コーンスープ、ジュースとデザート付き。
5歳のよく食べる子で
ちょうど完食できるくらいでした。
小学生だと量が足りないかもしれません。
パスタやカレーなどの単品を頼むか、
リクエストすれば
大人のディナーコースを
子どもメニューにアレンジして
出してくれます。
（価格は税込み7,700円で大人と同じ）
子ども向けコースも
季節により内容が変わりますが、
前菜やスープ、
メインのお肉料理やデザートなどが
用意されていました。
子ども用のチェアや
プラスチックのカトラリーは
もちろん完備。
離乳食のあたためも、
お願いすれば対応してくれるそうです。
ディナー後は
屋上のルーフトップテラスで
ひと休み！
テラスは宿泊者限定で
解放されています！
東寺の五重塔や
京都タワーも見える
絶好のビュースポット。
あわいの間のドリンクスペースで
ドリンクを各自入れて
飲みながらほっこり。
時間があれば夕暮れどきや
朝一番に訪れてみても。
客室にはシャワーやバスタブもありますが
（バスタブがない客室もあります）
断然、銭湯 ぽて湯を
利用するのがおすすめです。
朝食はビュッフェスタイル！3歳までは無料
朝食も同じレストランで！
和洋バランスのいい
ビュッフェスタイルになっています。
朝食は小学生以上で税込み3,300円、
4〜6歳で税込み880円、
3歳以下は無料。
小学生くらいの子どもなら
自分で取れる高さになっています。
メニューは
ほっこりする和食から
炭火焼きのソーセージ、
カレー、京都の有名ベーカリー進々堂のパン
デザートまでかなり豊富。
京都美山町のおいしい生卵や
炊き込みご飯もありました！
ディナー時にはスタッフさんが
子ども用カトラリーやお皿を
用意してくれますが、
朝食ではセルフで。
朝食後はParkで遊んだり
客室のテラスに座って
ゆっくりしたり。
チェックアウト後は
もちろん荷物を預かってもらえるので
手ぶらで京都水族館や
京都鉄道博物館にGO！
ちなみに
ポテルの目の前には
遊具がたくさんある
すざくゆめ広場という
公園もあります。
梅小路には
遊びの選択肢がたくさん。
丸1日以上、退屈せず過ごせる
子どもフレンドリーなエリアです。
子連れで京都旅行を
計画するならぜひ梅小路へ！
楽しい思い出を作ってくださいね。
取材協力／梅小路ポテル京都