公開日 2022年2月9日 最終更新日 2022年2月9日
植物肉とは、
植物を原料として
作られたお肉のことで
プラントベースミート
代替肉とも呼ばれています。
最近では
健康上や地球資源・環境保護の
理由から
ベジタリアンやヴィーガン
以外にも浸透し始めていますね。
つい先日、植物肉の
研究開発を行なっている企業
グリーンカルチャーの
新開発食品発表会に参加。
植物肉の最新動向をレポートします!
植物肉と大豆ミートはイコールではない
植物肉というと大豆ミートを
思い浮かべるかもしれません。
植物肉も、大豆を原料にしたものが
多いのは事実ですが
(大豆不使用のものもあります)
大豆ミートとは別物。
大豆ミートは
大豆から油分を絞り出し
たんぱく質を繊維状にした
加工食品のことです。
植物肉は、
大豆ミートなどを使って
よりお肉に近い食感・香りなどが
出るよう再現した加工食品です。
大豆ミートは、
人によっては
ボソボソする食感が気になったり
料理に使いづらいと
感じる人もいるかもしれません。
植物肉は最新テクノロジーを
駆使して(フードテックと呼ばれています)
畜産肉のような味や食感、
香りを再現しています。
植物肉の本場はやはりアメリカですが、
日本でも植物肉を発売する
メーカーやブランドが
少しずつ増えています。
ちなみにグリーンカルチャーは
食品メーカーや外食産業に
自社開発の植物肉を提供する企業。
一般向けの小売は今は行なっていません。
ただ食材宅配のOisixには
グリーンミート
(グリーンカルチャーの植物肉)の
取り扱いがあるため、
Oisix利用者は購入可能ですよ。
植物肉なのに豚ヒレかつに近い食感。新開発の植物性かつを試食
グリーンカルチャーの
最もスタンダードな植物肉、
グリーンミートはミンチタイプ。
その他、魚肉に近いタイプ、
ナゲットやソーセージ、
唐揚げや植物肉丼の具など
これまでにさまざまな
商品が開発されています。
ちなみにグリーンミートの
原材料は、植物油や
大豆たんぱく、エンドウたんぱくが
主成分ですが
無添加ではありません。
化学由来の成分も一部使用されています。
無添加に固執するよりも
畜産肉の再現性にこだわったそうです。
今回の発表会では
新開発の植物性かつ、
Greenかつがお披露目されました。
Greenかつは、
植物性のかつ。
豚ヒレかつのような
食感や肉の香りが
再現されています。
これは中食・外食向けに
開発された商品とのこと。
衣付きで販売するそうで、
このまま揚げれば
すぐ食べられるようになっています。
びっくりしたのはこのサイズ!
350mlのペットボトルを
横に置いて比較してみました。
長さは30cmもあります!
植物肉を大判にするのは
とても難しい技術だそうです。
長さ30cmというのは受注可能な最大数値で、
実際に販売するサイズは
発注元の要望によるとのこと。
今回は、Greenかつサンドを
試食させていただきました。
まさに、豚のかつサンドの食感!
断面を見れば分かる通り、
きめ細やかな繊維まで
しっかり再現されています。
植物肉だと言われなければ
気づかないほど
豚ヒレかつサンドに近い味でした。
今は植物肉というと
レアで価格が高いイメージが
あるかもしれませんが、
導入する飲食店は続々と増えています。
グリーンカルチャーの
植物肉も、
有名ラーメン店の「麺屋武蔵」
東京のホテル、パレスホテル東京内の
レストラン「グランドキッチン」など
多くの店舗で採用されています。
新商品のGreenかつは
5月販売開始予定だそうで、
そのうち私たちが気軽に
外食などで食べられるようになりそうですよ。
今回は、植物肉の
最新情報をお届けしました!
取材協力/グリーンカルチャー