公開日 2021年3月22日 最終更新日 2024年8月20日
数年前からブームが続く、
おこもりステイ。
子供連れなら
外で走り回ったり、
アクティビティを
満喫したいところですが、
果たして子連れで
おこもり滞在は可能なのか?
東京にある都市型の日本旅館、
星のや東京に 3歳と7歳(取材当時)の
子供連れで実証してみました!
※以下の内容は2021年2月(取材当時)の内容です。
現在は変更となっている場合があります。
都心なのに本格的な温泉に浸かれるラグジュアリーな旅館!
星のやは
星野リゾートが手がける
日本旅館ブランド。
軽井沢、京都、富士、
沖縄本島、竹富島、バリ、
グーグァン、
ここ東京で展開しています。
星のや東京は大手町にあり、
東京駅もすぐそこ。
東京のど真ん中で
アクセスもいい場所に
温泉旅館があるため、
コロナ以前は
国内だけでなく海外からの
宿泊もかなり多かったそう。
非日常を提供する
ラグジュアリーな旅館なので
「子連れではちょっと……」
と敬遠してしまいがちですが
もちろん子供も宿泊OK。
子供用の食事メニュー、
キッズチェア、 子供用の館内着、
歯ブラシなども
きちんと用意されています。
星のや東京を
語るうえで外せないのは
やっぱり温泉があるということ。
地下1,500mから湧き出ている
天然温泉「大手町温泉」の
湯を引いた内風呂と
露天風呂があります。
遠方への旅行頻度が下がっている今、
生活圏内で良質な温泉に浸かれるのは
本当にうれしい!
露天風呂は夜のライトアップ
(上の写真)が とても素敵です。
館内は土足厳禁!畳の客室とラウンジでくつろぎ度MAX
星のや東京では
玄関で靴を預かってもらうシステム。
畳表の感触とイグサの香り、
美しい竹のシュークローゼットに
癒されます。
エレベーター内の床も畳。
子供たちは気持ちよさそうに
座り込んだりしていました。
ちなみに玄関や客室など
館内のいたるところに
調度品や芸術品が飾られていますが、
どれもしっかりと固定されています。
子供連れだとヒヤヒヤする
こんな場面も、
安心して見ていられる!
今回泊まったのは
菊(定員3名)の客室。
ダイニングテーブル、
広いウォーキングクローゼット、
大きなソファがあり
大人2人と子供2人で
ゆったりくつろげました。
子供用の館内着は
京都のテキスタイルブランド
SOU・SOUの作務衣。
サイズはS(目安0〜3歳)、
M(目安4〜9歳)。
普段100cmを着ている娘はS、
130cmを着ている息子はMを
着用しています。
上着の内側はひもでなく
スナップボタンがたくさんついていて
胴回りのサイズ調節が
できる仕組みです。
ズボンのすそも
ドローストリング。
少し丈が長くても
折り返さず留めることができて
とても便利でした。
お願いすれば上下別のサイズを
用意してもらうことも可能だそうです。
ちなみにMが小さいと感じる
子供には大人用のSサイズが おすすめ。
SOU・SOUさんは
スタッフさんの制服デザイン、
制作も手がけられているそう。
星のや東京が建っているのは
江戸時代、徳川四天王の
酒井家代々の屋敷があった場所。
それにちなんで制服も
武士のようなデザインに
なっているのだとか。
実は星のや東京のロゴにも
酒井家の家紋が使われています。
客室は各階に6室のみ。
客室キーでエレベーターボタンを
操作するので
客室階は自分の客室がある階のみ
乗り降りできます。
他の宿泊者との接触を限りなく
少なくすることができるのは、
今の状況にうれしいポイント。
ファミリーフロアという、
小さな子供連れの宿泊客しか
泊まれないフロアも用意されています!
そして各客室階には
お茶の間ラウンジという
24時間オープンのフリースペースが
用意されています。
温かい飲み物やジュース、
アイス、おやつなどが
用意されていて
自由に利用することができるんです。
朝にはおむすびと味噌汁も
用意されているそう。
大きなテーブルやソファでくつろぐもよし、
客室に持ち帰って楽しむもよし。
ワーケーションに便利な
ワークデスクもあるため、
家族が客室で遊んでいる間
ここで仕事をする人も多いそうです。
土足厳禁だから、
客室の延長で使える気軽さが
とてもいい!
ここに入れるのは同じ階の宿泊者だけ。
最大6組なので、
1泊2日の滞在中
他の利用者にほとんど
会うことはなく快適。
客室の延長のようなイメージで
使わせてもらいました。
さまざまな書籍や、
昔懐かしいおもちゃも
置いてあります。
子供たちはけん玉やこまで 遊んだり、
折り紙をしたりと
長い時間ここで過ごしました。
普段の旅行なら
チェックインしたら
何かのアクティビティに参加したり
外に出歩いたりと
館内にいない時間が多いもの。
でも今回は
客室とお茶の間ラウンジだけでも
子供はじゅうぶん楽しそう。
発酵食品を取り入れたコース料理!子供メニューもあり
夕食は、地下のダイニングにて。
完全に独立している個室と、
格子でプライベートな空間を
確保した半個室があり、
接触が気になるこんな状況でも
安心して利用できました。
現在提供されているのは
「Nippon キュイジーヌ 〜発酵〜」
というコース。
(※現在は終了)
フランス料理を極めた
料理長が提案する、
発酵とフレンチを
組み合わせた、
独創性あふれるコースです。
料理長の浜田さんは
ある小学校で行われた
キャリア教育プロジェクトにも
参加していて、
その様子も取材させていただきました!
子供向けには
お子様御膳があり、
事前に予約しておきました。
2段の重箱プラス、
スープとデザートが つく内容。
よく食べる3歳児で
8割ほど完食するくらいの
ボリュームです。
未就学児までは
このお子様御膳でカバーできそう。
デザートにご満悦。
お重でしっかりごはんに集中し、
大人の食事の進み具合を見ながら
タイミングを見計らって
子供のデザートを出してくれます。
最後まで飽きずに
食事することができました。
7歳の小学校1年生は
お子様御膳の量で
足りるか不安だったので、
星のや東京御膳という
お重の食事をオーダー。
前菜、サラダ、メインの肉ちらし、
デザートがお重にたっぷり詰まっていて
とても豪華です。
子供用メニューではないので
もちろん大人も注文できます。
他にもお子様カレーや お子様うどん、
単品の丼物やハンバーグなど
たくさんメニューがあり、
インルームダイニングとして
オーダーすることができるそう。
(コース料理を除く)
レストラン利用を控えたい人や
子供がじっと座って食事できないかも
と心配な人は、
こうしたインルームダイニングを
活用するのがよさそうです。
コース料理をじっくりいただくと
どうしても時間がかかりますが、
子供が先に食べ終わると
塗り絵セットを持ってきてくれました。
星のやを運営する星野リゾートは、
リゾナーレなどファミリー向けの
宿泊施設をたくさん運営しているため、
ここ星のや東京でもフォローが手厚い!
親が子供に合わせたり
子供に我慢させたりすることなく
どちらも楽しめる工夫をしてくれているのは
本当にありがたいです。
宿泊料金は食事が別になっているため
朝食は前日までに予約しておくスタイル。
希望した時間に客室まで運んでくれます。
和朝食は炊き立ての
釜ご飯とご飯に合うおかずがたっぷり。
日本旅館にいるんだなぁと
実感できるうれしい内容でした。
洋朝食はパンやオムレツ、
サラダなどが
オリジナルお重に 入っています。
子供たちには
おむすびとお味噌汁!
海苔を自分で巻くのが
新鮮だったようです。
周りを気にせず、
客室でゆっくり食べられるのは
とてもいいですね。
結論:子供連れでもおこもり滞在は楽しめる!
3歳、7歳の子供と過ごした
温泉のおこもり1泊2日旅。
客室とお茶の間ラウンジでは
家のようにくつろいで過ごし、
夕方と翌朝の2回も温泉に入り、
おいしいごはんを食べていたら
あっという間にチェックアウトです。
退屈だ、暇だと感じる暇は
全くありませんでした。
赤ちゃんには、泣き止ませの
お気に入りおもちゃやおしゃぶり、
未就学児には大好きな絵本などを
持参するのはもちろんいいと思います!
(我が家のケースでは、
7歳児は漢字が大好きなため漢字辞典を持参)
親は「タブレットがないと」
「館内に遊ぶ場所がたくさん欲しい」
「おもちゃを用意しなきゃ」
などとあれこれ気を回してしまいますが、
なければないで
子供たちはそれなりに
自分たちで楽しく過ごす方法を
見つけ出そうとしてくれるもの。
自由にお出かけできない状況とはいえ
子供たちは保育園や学校で
忙しない毎日を過ごしています。
大人だけでなく子供も 心を休めて
「ただくつろぐ時間」
というのが必要だということですね。
とはいえ、 星のや東京には
もちろんアクティビティも
たくさん用意されています。
これは季節の催しとして
2階ロビーで開催されている
和紙遊び(現在は終了)。
柿渋を塗った和紙に
江戸型紙を重ねて
絵刷りする体験、
紋切遊びを楽しめます。
紋切は繊細な模様が多いので、
はさみを上手に使える
小学生くらいから楽しめそう。
江戸型紙は
親が型紙をしっかり
押さえてあげれば
3歳でも塗ることができました。
予約不要、無料で体験できるため、
気分やタイミングに合わせて
気軽に楽しめそうです。
「お出かけもしたいけど3密は避けたい」
という今の気分にマッチする
アクティビティもありました。
東京絶景ナイトバスクルーズは、
オープンエアの2階建てバスで
東京らしい景色や夜景を
楽しめるという内容。
(コースは季節により異なります)
密閉空間にはならないし
他の参加者との距離も取れるので、
コロナ禍でも気兼ねなく参加できる!
国会議事堂、東京駅、 東京タワー、
愛宕神社など、
このエリアの名所を
約1時間かけて巡ります。
首都圏に住んでいても
普段は東京らしい観光スポットを
訪れることはほとんどないので
とても新鮮!
東京タワーの真下を通り、
その大きさと迫力に
子供たちのテンションもUP!
子供を連れて歩いて
東京観光するのはとても大変ですが、
バスなら楽ちん!
春先はまだ寒いけれど
湯たんぽやブランケットも
用意されていて至れり尽くせりです。
チェックアウト後は
東京駅までお散歩。
星のや東京から10分ほどで到着します。
大手町、東京駅付近は
オフィス街なので、
休日の午前中は特に人が少なく
ウォーキングに最適でした。
あまり人のいない
東京が体験できるのは
今だけかもしれません。
密を避けながら、
高い満足感を得られる旅館ステイ!
海外に行けない今は
国内旅行をアップグレードして
これまでと違う濃い旅にするのも
いいかもしれません。
週末旅行や長期休みには
星のや東京を
ぜひ選択肢に入れてみてくださいね。
取材協力/星のや東京
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